4年 高齢者体験

 6月25日(火) 4年生が,福祉学習で「高齢者体験」を行いました。 講師は,国土交通省東北運輸局バリアフリー推進課の3名の方々です。根白石地域包括センター,泉クラシック,住吉台社会福祉協議会,コンパス住吉台の皆様にも御協力いただきました。

 バリアフリー推進課では,この体験学習のために高齢者体験キットを20セットも用意してくださいました。子供たちは2人1組になって,説明を聞きながらまず一人が高齢者体験キットを身に付けます。おもりを入れたベストを着用し,両腕両肘にサポーターを巻き付けます。さらに両手首と両足首におもりを巻き付け,曇ったゴーグルをかぶり,ヘッドホンを掛けます。両手に軍手をはめて,杖を持って完成です。

 この状態で,一人が介添人になり,手を引きながらコースを歩きます。コースの途中で,トレイに入った硬貨やお札を模したものを割り箸でもう一つのトレイに移します。ゴーグルのせいでよく見えないし,軍手をはめた手で硬貨を模したおはじきをつかむことに苦労していました。次にステージの上り階段と下り階段を歩きます。介添人が付き添わないと歩くのが怖いことを知りました。

 子供たちは,「よく見えないし,よく聞こえなかったです。」「やばいです。重いし暗いし,よく聞こえないし大変でした。」「腕を曲げるのも大変でした。」などと感想を述べていました。

 最後にバリアフリー推進課の方は,「高齢者の方にちょっとでもお手伝いできることがあれば,「何か手伝えることがありますか」などとまずは自分のおじいさんやおばあさんに実践してみてください。」とおっしゃっていました。高齢者の気持ちや生活に苦労していることを学ぶ貴重な体験をすることができました。大変ありがとうございました。